エレクトロタップ(圧着端子)の活用

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電気配線の結線にとても便利なアイテムがこのエレクトロタップで、カーショップでもよく売っていますよね。いちいち配線の被覆を剥いて半田付けしていたのは随分と前の話になりました。いまや手軽に結線できるこのアイテムを使わない手は有りません。いちばん使うのがこのサイズの物ですが、使い方を間違えると接触不良の原因になります。これは基本的に同じ太さの配線の結線に使う物ですが、先日お客様が車両のスモール配線にこれを使用して付けたランプが点灯しなくなったとの事で、見てみたら配線するところは間違っていなかったのですが、車両の配線が、1.25sq位でランプの配線が0.5sq位で太さが全然違います。普段使った事の無い人がそのまま使った為に起こったことです。こういうときはどうするか?使い慣れてる人はお分かりだと思いますが、一応ご説明しますと、多少の加工が必要になります。なになにそんな難しいことでは無いのでご参考にして下さい。配線の太さがかなり違うけど結線したい時。IMG_6094そんなときはまず真ん中の金属の部分を一度抜いてしまいます。そのあとは?

IMG_6095このようにして配線の太さにあわせて溝の広さを調整します。そんなに力を入れなくてもつぶれますので力を入れすぎないように注意して下さい。

IMG_6096そうするとこの位の太さの違いは問題も無く結線できます。

IMG_6098これで接触不良は起こりません。もっと細い0.5sqでも対応できます。これからエレクトロタップを使おうと思う人は参考にして下さい。